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ハッテンlife
第10章 山の上のホテル編
ドクン…込み上げてくる。もう我慢…出来ない…ッ!

「あ、泰三さ…んッ、だめ…ッ、イっちゃ…ッ、あぁッ、あァァーーッ」

身体を思いっきり痙攣させて。
俺は泰三さんの腹の上に、思いっきりぶちまけてしまった。

昨夜は乙女な気分になっちゃって、珍しくオナニーしなかったんだっけ。
だから、いつもよりも多い……と思う。

絶頂までイってしまった脱力感でぐったりしていたら、シックスナインの体勢をやめて、泰三さんが俺の頭を逞しい腕に乗せてくれた。

おぉぉ…ッ!
これは腕枕ってやつ?

そして耳元で囁く。

「ケツ舐められてイくなんてな。イく瞬間、孔がすげえ締まった。ヤラしいヤツ」

さっき、ケツを散々舐められたり吸われたりした羞恥心が蘇ってくる。
顔が熱い。

「ち、違うよ。俺は好きって言ってくれたから…ッ」

ケツじゃないもん。

「初めてじゃん。好きって言ってくれたの…」

好きって気持ちはわかってたけど。
でも、言葉にされるとどうしようもなく胸が切なくなる。キュンとするっていうのは、こういう気持ちを言うんだろうな。

「悠真はエロ可愛い。好きだ。こんなに好きになったヤツはいないんだ」

泰三さんはまた耳元で熱く囁く。そして背中を痛いくらいギュッと抱きしめてくれた。

「じゃあ、俺はね。泰三さん、愛してるッ」

対抗して愛してるを言ってみた。すごい言葉だね。好きとか愛とかって。こんな気持ちになるなんて。
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