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ハッテンlife
第1章 ハッテン場デビュー編
思い立ったのは、今。
いつまでもネットの前で悶々としててもしょーがない!
深夜22時半。新品のボクサーパンツを履いて、お気に入りのTシャツ、ジーパンを履く。どーしよ。武者震いがしてきた!
行き先は決めてる。ここから電車で15分、そこから徒歩5分にある、スーパー銭湯。
23時からは県内のホモが終結すると名高い、有名なハッテン場だ。
考えるだけで股間が熱く腫れてくる。行くまでにジーパン見てバレなきゃいいなぁ…。
家に鍵をかけて、人通りのいない住宅街を歩いた。春先なのにまだ肌寒い。
くだんのハッテン場は、俺の最寄り駅からは上り方面になる。金曜の夜だから、下り方面の電車は比較的混んでる。が、上りはガラガラだ。
どうしよう。大丈夫かな、俺。ケツがキュンキュンしてきたぁぁっ!って、震えながら電車を待っていたら、後ろから声をかけられた。
「あれ?悠真(ゆうま)」
その声に振り向いた。相手は同中出身のクラスメート。近藤寛人(こんどうひろと)。
近藤くんだけは、俺のホモを理解してくれている。なんせ、俺の初恋の人だからね。
小学校五年の時にコクって振られたからね。
「近藤ッ!」
俺は近藤に宣言していこうと思った。
もし、もし俺がハッテン場でボロッボロになって帰れなくなった時に、骨を拾ってくれるヤツが必要だと、今この瞬間ひらめいたからだ。
近藤くんちは金持ちだからタクシー代くらい出してくれるだろ。
まったくもって迷惑な話だと思うけど。
「俺!今日!ケツ掘られてくっから!」
「は?」
近藤は目を剥いて、ぎょっとしてるよ。俺は力一杯宣言した。
「ハッテン場行ってくっから!」
いつまでもネットの前で悶々としててもしょーがない!
深夜22時半。新品のボクサーパンツを履いて、お気に入りのTシャツ、ジーパンを履く。どーしよ。武者震いがしてきた!
行き先は決めてる。ここから電車で15分、そこから徒歩5分にある、スーパー銭湯。
23時からは県内のホモが終結すると名高い、有名なハッテン場だ。
考えるだけで股間が熱く腫れてくる。行くまでにジーパン見てバレなきゃいいなぁ…。
家に鍵をかけて、人通りのいない住宅街を歩いた。春先なのにまだ肌寒い。
くだんのハッテン場は、俺の最寄り駅からは上り方面になる。金曜の夜だから、下り方面の電車は比較的混んでる。が、上りはガラガラだ。
どうしよう。大丈夫かな、俺。ケツがキュンキュンしてきたぁぁっ!って、震えながら電車を待っていたら、後ろから声をかけられた。
「あれ?悠真(ゆうま)」
その声に振り向いた。相手は同中出身のクラスメート。近藤寛人(こんどうひろと)。
近藤くんだけは、俺のホモを理解してくれている。なんせ、俺の初恋の人だからね。
小学校五年の時にコクって振られたからね。
「近藤ッ!」
俺は近藤に宣言していこうと思った。
もし、もし俺がハッテン場でボロッボロになって帰れなくなった時に、骨を拾ってくれるヤツが必要だと、今この瞬間ひらめいたからだ。
近藤くんちは金持ちだからタクシー代くらい出してくれるだろ。
まったくもって迷惑な話だと思うけど。
「俺!今日!ケツ掘られてくっから!」
「は?」
近藤は目を剥いて、ぎょっとしてるよ。俺は力一杯宣言した。
「ハッテン場行ってくっから!」