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ハッテンlife
第2章 マッドサイエンティスト編
「恥ずかしいの?顔真っ赤だよ」

止まることなくぽろぽろと涙が溢れ、熱く火照った頬に落ちていく。
恥ずかしいし悔しいし。
俺、プライドはかなり低い方なんだけど。でもこんな俺でも感じる、生まれて初めての屈辱ってやつかもしれない。

「じゃ、下も脱がせてもらうからね。大人しくしないと、柔道部と相撲部にも動画送っちゃうからねー」

カチャ、とベルトが外れる音とジジー…とファスナーを下ろされる音が、異様にでかく感じる。
俺の心臓の音も、かつてないほど耳奥ででかく鳴り、息苦しい。

「やだ…どうしてもだめ?」

涙声で慈悲を求めるも。

「却下」

すげなく退けられた。


「君、体毛うっすいねー。抜いてんの?」
「へぇー、これがガチムチ達を誑しこんだお尻ね。アナルってこんな色してるんだ。意外と綺麗な色なんだね…」
「意外と足は長いんだねー。背は低いのに」


恥辱のオンパレードです。
言葉攻めどころか、台詞の一個一個に鋭すぎる棘があるんですけど。

でも一つ反論させてください。身長は俺の方が姫野よりほんの数センチ高いですからッ!

こんなヤツの前で、俺は一糸まとわぬ格好でテーブルの上に横たわる。
もうこのまま死んでしまいたいです…。
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