この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ハッテンlife
第4章 Second kiss編

「もう遅いよ。古橋さんのこと…大好きなのに……」

一気に全部壊れちゃった。
なんでこうなったのか、俺バカだからよくわかんないや。

「その痕つけた人も、その人の仲間も、みんな大したチンコじゃなかったよ。お腹ぷよぷよだし、テクもいまいちだし、乱暴なことするし、嫌がってんのに動画撮ったりするし」

もういいや。はっきりと嫌われちゃおう。
なくなっちゃえ、こんな恋。

「でも俺、そいつらに犯されてる時になに考えてたと思う?勝手に俺、古橋さんとヤッた時のこと思い返して感じてたの。あいつらのこと、古橋さんの身代わりにしたの。怒る?勝手にオカズにされてさ。ふふ…ッ」

バカバカしくなって笑えてきた。
泣きながら笑いだした俺に、古橋さんは怒りを沈めて視線を反らした。

「俺のせいなのか…?」

苦々しく呟くと、俺の上からどいた。
肩を落として項垂れる。

痛々しい姿。
なんでそんなに落ち込むの?

俺のこと、本当に好きだったの?
でも、もう無理だね。

「ごめんね」

あの動画、ものすごく惜しいけど消そう。
勝手にオカズにしてごめんなさい。

古橋さんを見送ろうと思い立ちあがった。
玄関のドアをあけようと思って――でも、あれ…?玄関が急に歪んで見えた。

「悠真…!」

古橋さんの切羽詰まった声がものすごく後ろから聞こえる。すぐ傍にいるはず…なのに……。


視界がさらに激しく歪んで、だんだんと暗くなっていく。

ただ、ガチムチな逞しすぎる腕に抱きとめられたのがわかった。
やだ。俺ってば。さっきまで元気だったのに、なんで…?

「悠真!しっかりしろ…!悠真!」

抱きしめられて、名前の連呼。超嬉しい…。
名前呼ばれるだけでこんなに嬉しいくらい大好きなのに、なんでこんなことになっちゃったんだろ。


せめて、友達くらいにはなりたかったな。
もうそれも出来ない。最悪な恋の幕引きだね。


/144ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ