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第11章 一線

「ぷっ…ははっ……どっちでもいいよ……陽翔がしたいならすぐでも大丈夫だから……」

少しずつ男の子から男になってきてるけど、こういうところが可愛くて仕方がない。

「笑わないでよ…結奈さんがどうして欲しいか知りたいんだから…」

私は腕枕から身を起こして陽翔を見下ろすように微笑んだ。

「私だって陽翔に気持ちよくなって欲しいって思ってるよ……だから持っておいで……」

それは叔母の本音だと解る。
でも、僕の中で違う答えが浮かんできた。

「…それって好きにしていいってことだよね……だったら結奈さんを舐めたい……」

「また？…さっきも散々舐めたじゃない……」

「おまんこだけじゃなくて……結奈さんの全部を舐めたくなった…」

僕はそう言って身を起こすと叔母と唇を重ねていく。
啄むようなキスから自然と舌を絡ませていく。

【ほんとに女を悦ばす天才？……】

もうキスだけで蕩けさせられていくようだった。
自然と組み敷かれていく。
仰向けになると陽翔の片膝が内腿の間に差し込まれた。
膝が淫裂に当たる。
舌を貪り合うようにキスも激しくなると、膝が圧し込んできた。

「…っんぁ……」

唾液が弾けるように喘いでしまう。
陽翔が髪の中の耳に口を埋めてきた。
左耳を舐め回されていく。
外縁をなぞり、耳の窪みを辿るように舌先が耳の穴に近づいてくる。

鼓膜が唾液の音に擽られていく。
私は気持ちいいと伝えるように陽翔の背中に手を回した。
尖らせた舌先が穴をほじるように蠢き、また窪みを辿り戻っていく。
耳朶を咥えられると、ぴちゅぴちゅとしゃぶられていった。

【しゃぶられる音…やばいって……】

耳から脳を揺さぶられるみたいだった。
耳の裏側までも舐められ、舌は首をなぞり降りてくる。

【どこにいくの？……】

陽翔の舌は時折啄み、唾液を蓄え移動を続けていく。
左肩をなぞり舐め、戻って鎖骨をチロチロして窪みを啜った。

「ぁっ…陽翔っ……」

叔母の声は歓喜の声だと解るようになってきた。
鎖骨をなぞりまた外側へと舐め進んでいく。
僕の背中にしがみつくような腕を取ると、頭の横へと伸ばすように押しつけていった。

そうして僕は一旦顔を上げた。
叔母と視線を絡め無防備に開いた腋の下へと視線を泳がす。

「そこだって汗かいたのに……」

「知ってる……」

薄く微笑むとそこに顔を落としていく。