この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第16章 アトリエ
「…好きなひとへの罪悪感を捨てきれない?……私が協力的だから依存してる?……私を描くと決めた覚悟は本物?……」

先輩の視線が僕を責める。
いつの間にか崩し座った右脚は僕へと伸びていた。
その爪先が僕の股間を上下に掠めていく。

「そんなつもりじゃっ…ぁ……覚悟はありますっ…だからお願いしましたっ……」

「じゃあ、なんですか?…これは……私を描きながらこんなにして…興奮してるんですよね?……」

「…ご、ごめんなさいっ…」

僕は先輩と二人きりになってからずっと興奮していた。
だって先輩は綺麗だから…。
先輩を描いていてずっと昂っていた。
それは邪な感情じゃない…確かにそう感じていたのに…。
結果は先輩の足の指に弄られている。

それを認めたくなくて…

【そうか…そんな自分を認めたくなくて僕は遠慮したのか…】

「勘違いしないでください……」

「…はぅっ……」

先輩の足の親指と人差し指がズボン越しのカリ首を挟んだ。

「私は何に遠慮してるのかと聞きたいだけなんです……藤沢くん…ベッドから降りてください……」

先輩の指は僕を挟んだまま離さない。

「…っん……」

僕は挟まれたまま自ら腰を引いて逃れた。
指から抜ける刺激に肉棒は確かに脈打っていた。
ベッドにスケッチブックも鉛筆も置いて降りた。
少しでも隠したくて腰が引けてしまう。

先輩もベッドから降りるとローファーを履くこともなく歩き始めた。
僕はただ視線で追うことしかできない。

「藤沢くんはこれを観ようとしていましたね……」

先輩の立つ傍らには3本のイーゼルに布の被された三枚のキャンバスがある。

【観てはだめだと言っていた…油絵…】

「観せてもらえるんですか?…」

「あなたにばかり望んでいたら…私もずるいでしょう?……」

それは先輩の覚悟のように思えた。
一枚一枚、焦らすことなく順々に一気に布が外されていった。

「………………」

言葉も息も僕は失っていた。
そして視線は釘付けとなっていた。

先輩の声が聞こえる。
あまりに集中し過ぎて、頭の中から聞こえるようだった。

「…これは…私がモデルになった絵です……作者は私の叔父です……」

左端の絵は裸の女性が跨がっている。

【油絵…なのに……】

僕には跨がる女性が上下に弾んでる……いや、突き上げられているかのように…視えた。
/419ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ