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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第16章 アトリエ
「…好きなひとへの罪悪感を捨てきれない?……私が協力的だから依存してる?……私を描くと決めた覚悟は本物?……」
先輩の視線が僕を責める。
いつの間にか崩し座った右脚は僕へと伸びていた。
その爪先が僕の股間を上下に掠めていく。
「そんなつもりじゃっ…ぁ……覚悟はありますっ…だからお願いしましたっ……」
「じゃあ、なんですか?…これは……私を描きながらこんなにして…興奮してるんですよね?……」
「…ご、ごめんなさいっ…」
僕は先輩と二人きりになってからずっと興奮していた。
だって先輩は綺麗だから…。
先輩を描いていてずっと昂っていた。
それは邪な感情じゃない…確かにそう感じていたのに…。
結果は先輩の足の指に弄られている。
それを認めたくなくて…
【そうか…そんな自分を認めたくなくて僕は遠慮したのか…】
「勘違いしないでください……」
「…はぅっ……」
先輩の足の親指と人差し指がズボン越しのカリ首を挟んだ。
「私は何に遠慮してるのかと聞きたいだけなんです……藤沢くん…ベッドから降りてください……」
先輩の指は僕を挟んだまま離さない。
「…っん……」
僕は挟まれたまま自ら腰を引いて逃れた。
指から抜ける刺激に肉棒は確かに脈打っていた。
ベッドにスケッチブックも鉛筆も置いて降りた。
少しでも隠したくて腰が引けてしまう。
先輩もベッドから降りるとローファーを履くこともなく歩き始めた。
僕はただ視線で追うことしかできない。
「藤沢くんはこれを観ようとしていましたね……」
先輩の立つ傍らには3本のイーゼルに布の被された三枚のキャンバスがある。
【観てはだめだと言っていた…油絵…】
「観せてもらえるんですか?…」
「あなたにばかり望んでいたら…私もずるいでしょう?……」
それは先輩の覚悟のように思えた。
一枚一枚、焦らすことなく順々に一気に布が外されていった。
「………………」
言葉も息も僕は失っていた。
そして視線は釘付けとなっていた。
先輩の声が聞こえる。
あまりに集中し過ぎて、頭の中から聞こえるようだった。
「…これは…私がモデルになった絵です……作者は私の叔父です……」
左端の絵は裸の女性が跨がっている。
【油絵…なのに……】
僕には跨がる女性が上下に弾んでる……いや、突き上げられているかのように…視えた。
先輩の視線が僕を責める。
いつの間にか崩し座った右脚は僕へと伸びていた。
その爪先が僕の股間を上下に掠めていく。
「そんなつもりじゃっ…ぁ……覚悟はありますっ…だからお願いしましたっ……」
「じゃあ、なんですか?…これは……私を描きながらこんなにして…興奮してるんですよね?……」
「…ご、ごめんなさいっ…」
僕は先輩と二人きりになってからずっと興奮していた。
だって先輩は綺麗だから…。
先輩を描いていてずっと昂っていた。
それは邪な感情じゃない…確かにそう感じていたのに…。
結果は先輩の足の指に弄られている。
それを認めたくなくて…
【そうか…そんな自分を認めたくなくて僕は遠慮したのか…】
「勘違いしないでください……」
「…はぅっ……」
先輩の足の親指と人差し指がズボン越しのカリ首を挟んだ。
「私は何に遠慮してるのかと聞きたいだけなんです……藤沢くん…ベッドから降りてください……」
先輩の指は僕を挟んだまま離さない。
「…っん……」
僕は挟まれたまま自ら腰を引いて逃れた。
指から抜ける刺激に肉棒は確かに脈打っていた。
ベッドにスケッチブックも鉛筆も置いて降りた。
少しでも隠したくて腰が引けてしまう。
先輩もベッドから降りるとローファーを履くこともなく歩き始めた。
僕はただ視線で追うことしかできない。
「藤沢くんはこれを観ようとしていましたね……」
先輩の立つ傍らには3本のイーゼルに布の被された三枚のキャンバスがある。
【観てはだめだと言っていた…油絵…】
「観せてもらえるんですか?…」
「あなたにばかり望んでいたら…私もずるいでしょう?……」
それは先輩の覚悟のように思えた。
一枚一枚、焦らすことなく順々に一気に布が外されていった。
「………………」
言葉も息も僕は失っていた。
そして視線は釘付けとなっていた。
先輩の声が聞こえる。
あまりに集中し過ぎて、頭の中から聞こえるようだった。
「…これは…私がモデルになった絵です……作者は私の叔父です……」
左端の絵は裸の女性が跨がっている。
【油絵…なのに……】
僕には跨がる女性が上下に弾んでる……いや、突き上げられているかのように…視えた。