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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第16章 アトリエ
先輩が額を手にしたまま近づいてくる。
「これも観てもらえませんか……」
額に納められた絵は水彩画でもなかった。
おそらくスケッチブックに描かれたデッサン…。
でも…鮮明な赤が強く目を引いた。
そのデッサンは紛れもない女性の性器だった。
「こ、これは?……なんだか痛々しい……」
そう呟いた僕に先輩は小さく微笑んだ。
「…そう感じたんですね……『お前の痛みをここに永遠に残しておくんだ…』……叔父は絵の具に私の血を練り込んだんです……やっぱり藤沢くんは私の見込んだ通りの人ですね……」
【なんでそんなに僕を評価するんですか?……あ、…】
「僕は代わりですか?…」
先輩は呆れたように笑って…
「まさか……」
よかった……僕はほっと胸を撫で下ろす。
「…藤沢くん…あなたの覚悟は本物ですか?……」
先輩は全てを曝してくれた。
僕に本当に先輩の期待に応えられるかなんて解らない。
きっと応えられる可能性の方が低いと思う。
でも答えられずにはいられなかった。
「僕が部長を描きたいと思ったことに嘘はありません……」
先輩の分かりにくい表情が確かに笑った。
「…じゃあ…藤沢くんのその情熱…見せてください……」
【え?…先輩…それは……】
何も言えなかった。
されるがままにチノパンのボタンを外され、ファスナーを下ろされていく。
「私の話…聞いてましたよね?……だったら邪魔なものはいらないでしょう……」
「は、はいっ…」
ずり下げられるチノパンから僕は片足ずつ抜いていった。
恥ずかしさが失くなったわけじゃない。
でも隠したりはしなかった。
「これも私が脱がした方がいいですか?……」
「いえ、自分で脱ぎます…」
僕は勢いよく盛り上がり、先端を濡らしたボクサーパンツを脱ぎ去った。
勢いよくポロシャツの腹筋を叩いた。
「…恥ずかしいことじゃないんです……裸婦を描くのに一番大切なことはモデルを自分のものにすることだと…私は叔父から学びました……私を支配してもらえますか?……」
僕は真っ直ぐに見つめてくる先輩を見つめ返し頷いた。
「部長…もっと描かせてください……だからベッドに上がってもらえますか?……」
「またお願いですか?……」
「あ、そうか…すみま…っん…」
先輩が人差し指で僕の唇に封をした。
僕は先輩の腕を掴んでベッドに上がっていった。
「これも観てもらえませんか……」
額に納められた絵は水彩画でもなかった。
おそらくスケッチブックに描かれたデッサン…。
でも…鮮明な赤が強く目を引いた。
そのデッサンは紛れもない女性の性器だった。
「こ、これは?……なんだか痛々しい……」
そう呟いた僕に先輩は小さく微笑んだ。
「…そう感じたんですね……『お前の痛みをここに永遠に残しておくんだ…』……叔父は絵の具に私の血を練り込んだんです……やっぱり藤沢くんは私の見込んだ通りの人ですね……」
【なんでそんなに僕を評価するんですか?……あ、…】
「僕は代わりですか?…」
先輩は呆れたように笑って…
「まさか……」
よかった……僕はほっと胸を撫で下ろす。
「…藤沢くん…あなたの覚悟は本物ですか?……」
先輩は全てを曝してくれた。
僕に本当に先輩の期待に応えられるかなんて解らない。
きっと応えられる可能性の方が低いと思う。
でも答えられずにはいられなかった。
「僕が部長を描きたいと思ったことに嘘はありません……」
先輩の分かりにくい表情が確かに笑った。
「…じゃあ…藤沢くんのその情熱…見せてください……」
【え?…先輩…それは……】
何も言えなかった。
されるがままにチノパンのボタンを外され、ファスナーを下ろされていく。
「私の話…聞いてましたよね?……だったら邪魔なものはいらないでしょう……」
「は、はいっ…」
ずり下げられるチノパンから僕は片足ずつ抜いていった。
恥ずかしさが失くなったわけじゃない。
でも隠したりはしなかった。
「これも私が脱がした方がいいですか?……」
「いえ、自分で脱ぎます…」
僕は勢いよく盛り上がり、先端を濡らしたボクサーパンツを脱ぎ去った。
勢いよくポロシャツの腹筋を叩いた。
「…恥ずかしいことじゃないんです……裸婦を描くのに一番大切なことはモデルを自分のものにすることだと…私は叔父から学びました……私を支配してもらえますか?……」
僕は真っ直ぐに見つめてくる先輩を見つめ返し頷いた。
「部長…もっと描かせてください……だからベッドに上がってもらえますか?……」
「またお願いですか?……」
「あ、そうか…すみま…っん…」
先輩が人差し指で僕の唇に封をした。
僕は先輩の腕を掴んでベッドに上がっていった。