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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第19章 懺悔
「なに背中向けてんだよ…」

岩田の力強い手が肩を掴んで振り向かせる。
抵抗などしないかわりに、キッと睨んだ。

「お互いにって言ってんだろ…ほんとに家庭教師か?…エロいことばっかり教えてんだろ…」

【わかるわけないだろ…あんたなんかの言うことなんて……】

洗い合いたいとでも言うのか、やっぱり口は達者でも中身は変態エロ親父なんだろう。

私は自分に向けたシャワーを黙って岩田にかけていく。
確かに逞しい。
だが私の趣味じゃない。
どんなに強くても、欠片も抱かれてみたいなんて思わない。

「本気出してくんなきゃ、おっ勃たないだろ…」

「それならそれで相性最悪で終わりだろ……」

私はシャワーを岩田の股間に向けた。

「言うね…あんたソーププレイぐらい経験あるよな?…」

岩田の視線が向いた先は解っている。
私も浴室に入ってすぐに気づいた。
壁に立て掛けられてるのはソープマットだった。
残念ながら、若気の至りで何度かやってみたことはある。
男は悦んでいたが、私は女ばっかり動いて不公平だぐらいに思っていた。
もちろん、社会に出てそれなりになってからは一度もない。

「ないって言ったら?……」

「交渉不成立だなぁ…」

そもそも交渉不成立の結果は聞かされていなかった。
私に逃げる選択肢がないのだから必要もないのだろう。

「わかったよ……」

使って下さいとローションまで、シャンプーやボディソープと一緒に並んでいた。

「綺麗にしてくれよ…お互いに綺麗になるんだ時間短縮でいいじゃないか…」

私は返事をすることなく洗面器にローションとお湯とボディソープを入れて掻き混ぜていく。
温かく、とろみのついた泡状の液体を完成させていく。

岩田はそんな私を見ながら、空気でパンパンになったマットを床に置いて腹這いに寝そべった。
その背中にローションを垂らしていく。

「おぉ…ちゃんと温かいな…仕事としてやってたんじゃないのか?…」

【そんなわけないだろ…はぁ…ほんとにやるのか……】

私は泡を両手で掬い自らの胸元に垂らしていった。
ローションの入った泡は驚くほどに身体に纏わりついていく。
何も言うことなく岩田のお尻の上を跨いでいった。
ゆっくりと前に上体を倒していく。
泡とローションにコーティングされた乳房を硬い背中に着地させると、マットに手をついて上体を滑らせていった。
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