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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第22章 不埒 ~開発~
岩田よりも体躯のいい男が立ち上がっていく。

【待って…岩田のこれ……】

「ゴムぅ……ゴムはぁっ?……」

「しけたこと言うなよ…いつもより気持ちいいんだろうがっ…」

我慢汁を滴らせた亀頭が子宮口を捏ね回してる。
二人がかりの責めに抗えなかったというよりも失念していた。

「だめぇっ…絶対にだめだからっ……」

妊娠の恐怖の方が男達よりも怖かった。
私は岩田の上で暴れまくった。
快楽よりも、命の方が掘るかに大切だった。
どんなにセックスに溺れても、無責任に生命を宿すことなんてできない。
まだ自分にこれほどの力が残っていたのかと思った。
暴れて、肘を振り回す。
膝に力を込めて楔のような肉棒から逃れようともがいた。

「ちっ、分かった、分かった…ほらよっ…」

岩田が諦めたように掴んだ腰を持ち上げていく。

「…ぅぅっ……ぁっ……」

肉棒が引き抜かれると突き飛ばすように背中を押された。
上半身を裸にした男に受け止められていく。
岩田だってかなりの筋肉だ。
それよりも分厚い胸板にぶつかり、丸太のような腕に抱き締められていた。

「小野…離すなよ…」

【こいつ、なんなんだよ…プロレスラーか…逃げられるわけないだろ……】

腕ごと身体を痛いほどに締めつけられていく。
身体を捩ってもびくともしなかった。

「ちっ、やっと生で堪能できるかと思ったんだがな…」

俺はベッドを下りて引き出しを開けた。
新品のコンドームが買い足してあった。

「なんだよ…ヤる気満じゃねぇか…」

箱ごと取り出し、ひとつを摘まみ出した。
ベッドに箱を放り投げる。
ゴムを装着しながら戻ると、小野に抱き締められた結奈の腰を再び掴んで引き寄せていく。

「これでいいんだろっと…」

「…んぁっ……」

関係なかった。
ゴムをしてようがしていまいが、岩田の肉棒は私の中をびっしりと埋め尽くす。
後ろから串刺しにでもされた感覚だった。
そのまま腰を抱かれ座り込んでいく。

「ほら、着けてやったんだ…続きを楽しませてくれるよな…」

「誰がっ…ぅぅっ……んぁっ……動くなっ……やだぁっ……」

また子宮口を捏ね繰り回される。
あれだけ抗えた力はもう戻って来ない。

「兄貴…俺、脱いでいいんだよね…」

目の前に座っていた男が再び立ち上がっていく。
ベッドの上に立つと頭が天井に届くのではと思うほどに大きく思えた。
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