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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第6章 ご褒美
何も言わなくても私の目の前に座り込んでいる。
脚を組んでいるスカートの中は見えない。
それでもスカートの影になってる奥を覗き込んでいる。
私はそのまま答案用紙を確認していった。

【ふーん……え?…え?……ほんとに!?……】

最後の数学の答案用紙にも88点と記されていた。

【これって平均点90超えてる……】

答案用紙から陽翔に視線を戻した。
陽翔はまだスカートの奥を諦めずに見つめていた。

「陽翔……」

【脚を開いてよ…頑張ったでしょ…】

我ながらびっくりするほどの結果だった。                     
それなのに見せてくれない。
暗がりに隠れたスカートの奥を凝視していると叔母の声にハッとして顔を上げた。

テスト中に妄想していた叔母の台詞を思い出す。

「え、あ…どうだった?…」 

探るように返事をする。

「やるじゃん……」

陽翔はパッと表情を明るくした。

「でしょっ…僕もびっくりしたんだ、結奈さんのおかげだよ…」

もじもじと肩を揺すっている。
次に言いたいことは手に取るように解る。

【ご褒美は?…って言いたいんだよね……】

「ほんとに私もここまでとは思わなかったよ……それで?…なんでそんなにもじもじしてるの?……」

私は意地悪だ。
解っていてそんなことを言う。
でも、恥じらい顔を赤らめるから可愛くて仕方ない。

「…結奈さん前に言ってたよね……結奈さんの満足する結果だったらご褒美くれるって……」

【あぁ…そんなにチンポおっきくしておいてそんなに恥ずかしがらないでよ……】

「言ったね……」

「どうかな?…頑張ったんだけど……」

「頑張ったね……」

陽翔が目を輝かせて私を見つめる。
 
【何をして欲しいの?……自分で言える?……】

「…満足してくれた?…」

私はもっと苛めたくなる。
期待に膨らむ表情を崩したくなる。

「…したよ……でもその前に……」

間違えた問題の復習をと口にしかけたところを陽翔が遮った。

「大丈夫っ…間違えたところはもう理解してるっ……結奈さんに言われた通りオナニーも我慢して勉強も続けてたっ……」 

【なんて必死な顔してるの……】

もっと焦らしてやろうと思ったのに。
でもその顔は崩せたから良しとしておこう。

「…一週間我慢して?……」

陽翔はブンブンと首を縦に降った。

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