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第9章 触指

でも何時どのタイミングで挿れていいか解らず何度も往復させていた。

陽翔が戸惑っているのは解っていた。
何度も往復していく指先が焦らしているみたいで気持ちいい。
でも願いは叶えてあげなくちゃならない。

「…っ陽翔……わかるでしょ？……もう挿れていいからっ……ゆっくり、差し込んでみてっ……っん…ぁ…そうっ…ゆっくりっ……」

【なにこれっ…】

僕は了解を得て、ゆっくりと中指を埋めてみた。
濡れた唇のような真ん中にちょっと差し込む感じで…。
挿れた途端に中がうねってきた。
すごく濡れてる。
すごく温かい。
そして、なんか纏わりついてくる。
まさに蜜壺だ…。　

【僕…力…入れてないよ…】

それなのに指が挿っていく気がした。

「陽翔っ…挿ってる…挿ってきてる……そのままゆっくり……もっと……挿れてっ……」

膣襞がまだ細い指を絡めとってる。
久しぶりの他人の指を悦んでる。

【穴が誘ってるんでしょ…解ってるから…挿れてきて……】

折られた人差し指と薬指が淫唇に当たる。
陽翔の中指が根元まで挿った。
その事実を見つめるだけでこっちまで嬉しくなってる。

「ぁぁっ……結奈さんのおまんこに指が挿った……すごく熱いよっ……うねうねしてて……食べられてるみたいっ……」

僕は歓喜した。

「わかるよっ……陽翔の指が挿ってるの……ぁ…このまま、ゆっくり抜いて……また…挿れて……」

「う、うん……」

ゆっくりと抜いて…指先が抜ける手前で挿れていく。

「そう…繰り返してっ……言って…どんな感じ？……陽翔の言葉で教えてっ……」

「うんっ……えと、なんか吸いついてくるみたい……それにちょっと動いてる感じがする…ぬるぬるしてて……挿れてるだけで興奮するっ…」

「……私もっ……陽翔の指っ……興奮する……」

「結奈さん…おっぱいも触りたい…」

「うんっ……いいよっ……」

私はタンクトップをたくし上げた。
乳首は勃ちっぱなし。
陽翔の左手が右乳房を包んでくる。
やんわりと揉みながら、ゆっくりと繰り返される指挿入。
私は陽翔の首に腕をかけて引き寄せた。

「キスもしていいんだよ……っん…んっ……んぁ……んくっ……」

唇を重ねるとすぐに舌を絡ませ合う。
上と下の口で卑猥な水音が奏でられていく。

「……っん……すごいっ…陽翔のチンポっ…またカチカチになってる……」