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生きること、思うこと
第330章 頼まれ事

「うん、ダメだった、電話が止められるのはいいんだけど、俺、au電気とガスだからそれも止められると思う…」

私はそれを聞いてかなり気の毒になりました。
まだまだ季節は寒さが厳しく、また来週には厳しい寒波が来ると聞いていたからです。

私は城崎さんにこう言いました。

「お金貸すけど、私の最寄り駅まで取りに来てくれる?それなら貸してもいいよ…」
「え?本当に?」

「うん、で、最終的にはいくら必要なの?」
「7,000円くらいで大丈夫だと思う…」

私はこれを聞いて面倒なので1万円貸そうと思ったのでこう言いました。

「7,000円じゃなくて1万貸すから駅前まで来て…本当に迷惑だけどね…」
「分かった、迷惑かけてごめん、ありがとう…今すぐに出るから…」

こうして、私は非常に憤りを感じていたのですが城崎さんにお金を貸す事にしたのです。
でも、内心駅前までちょっと散歩がてら出掛けて帰りにちょっと買い物でもしてもいいかな。

そんな風に思っていたのです。
そして私は身支度をしてお天気の良い中、駅前までブラブラと歩いてゆきました。

暫く経つと、城崎さんが改札を出て私の所にやってきます。
私はちょっとムっとした顔で挨拶をしたと思います。

城崎さんに1万円が入った封筒を直ぐに手渡しました。
城崎さんは申し訳なさそうにしてそれを受け取るのです。

「本当にありがとう、これで電気もガスも止められなくて済むよ…この恩は一生忘れないから…」

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