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生きること、思うこと
第244章 サプライズ2

その男性、仮にOさんとしましょう。
Oさんとはかれこれ7~8年くらい前に出会っていたでしょうか。
正直、私はいつ出会ったのか忘れています(笑)
そんな、Oさんと最後に電話で話したのは半年前がそれ以上だと思います。
その頃、Oさんから何の連絡も来なくなり、少し心配になって電話をしたのです。
その時、電話口に出たOさんからこう言われたのです。
「誰?」
「織作ですけど…」
「織作?誰だっけ?」
「忘れました?横浜の織作ですけど?」
そう言うと、急に思い出したかの様にこう言ってくるのです。
「あー、横浜の織作さんか。どうしたの?」
「最近、LINEも来ないからちょっと心配になって電話したんですけど?」
「そうか、ごめん。相変わらず仕事が忙しくてさ…」
それを、聞いて相変わらず仕事に忙殺されているのか?
そう思ったのです。
この、電話のやり取りで、てっきりOさんは私の事は完全に忘れ去ってくれたのだと思っていました。
それが、突然、先日の訪問です。
私は、完全にOさんの事を忘れていたのです。
ですが、Oさんは我が家に来るとこう言ったのです。
「昼飯でも一緒に食いに行こうと思って来たんだよ…」

