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代車
第6章 真由美
真由美の横に 体を横たえ 頭に腕を入れた
体を渡部に預けてくる
裸の背中に 手の平を当て
「有難う」呟いた
真由美は渡部の 胸に顔を乗せ
「 私、こそ ありがとうございます 」
顔を動かしながら 言い
顔を落ち着かせ
真由美は 渡部の心音を聞くように
胸に顔を乗せていた
部屋の中を、静かな時が流れ
真由美が、口を開いた・・・・
「私、ブラックリストに載っているんです 家借りることも出来ないんです」
渡部は裸の背を
優しく 撫でながら聞いていた・・・・