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代車
第6章 真由美
「今まで、偉い認められないだけだって、思ってた父を疎ましく思ったは」
「私あわてて別の口座作って お給料そこに入れて貰うよう手続きして」
「毎月そこから 叔父夫婦に返した残りから 少しの貯金を残して
自分の口座に振り込むの 手数料勿体ないけど仕方なかった」
「叔父夫婦の返済、今年終わる予定だった」
「先月の末に家帰ったら 父が今月末で仕事辞めて 父の紹介する所で働け
言って来たの 何処って聞いたら 吉原の高級ソープだって」
「私が行ったら 父500万入るって500万だぞって繰り返すの」
「私が父の言う通り従うと決めてるの 娘売る、思わず父を睨んだわ」
「何でって聞いたら カードの利用が出来なくなって 今月500万の返済だって
言うの カード1枚でって聞いたら カード出してきたの」
「13枚有ったわ」
「全部私の名前のが 私の社員証と保健証で作ったんだって」
「私、家に居ないから気が付かなかった 父悪知恵は有るのね」