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代車
第11章 智美 2

11時に約束の場所に行くと橋本がビルの入口で
バッグを握りしめ前に持ち立っている 土曜のランチ前の入口は
出入りする人の波に 不安そうな表情の小柄な体が
飲み込まれそうに成っていた
渡部が近付くと ぱっと表情が明るく成り 駆け寄ってくる 

「見たい映画ってこれ?」と子供向けアニメを指すと

「私子供じゃありません」と明るい笑顔で答えてきた 

「チケット買って有りますから」とチケットを見せ
食事しよう何が良い 映画館と併設する食堂街で二人食事をした 
橋本が聞いてきた

「昨日何処にいらしたのですか? 帰り一緒に帰ろうと思ったら居なくて 
 飯田さんが帰ったと 教えてくれたんですよ」

「昨日は飲みすぎて 終わったら直ぐタクシーで帰って寝て 
 起きて電話したんだよ」と渡部は優しい目で答えた
橋本は渡部の視線を嬉しそうに受け止め 二日酔いですかと聞いて来た 

「大丈夫 元気でしょう」と見つめると

「そうですね 今日の映画凄く楽しみで 渡部さん誘いたくて
 宮崎さんに 相談したら 大丈夫任せてって言って呉れたけど
 心配でした 断られるかもって」 小さく言う 
顔を上げ目を輝かせ

「だから知らない番号から、繋って来た時、渡部さんのだ
 分かったんです 嬉しかったです とっても」と付け加えた 

「ご迷惑でした?」不安そうに渡部を覗き見た

「気にしなくて良いよ 映画行こうか」 
橋本は渡部の腕に 腕を絡め 楽しそうに映画館へと入って行った
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