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代車
第15章 紗季

私一週間位部屋にいたかな 
母に美容院に連れて行ってもらって 髪切ったの
ここまで伸ばしてたの 胸の当たりを押さえる

夏休み勉強する気無かったな
机に向かっても座ると 思い出して 鉛筆握りしめていた 
集中できなかった 受験どうでも良いと思えたの 
生きててもしょうがないって思ってた 

死のうかなって思った時 
母が私の部屋に入って座って 母何も言わないから
母を見たら泣いていて 生きていて呉れて有難うって言って出て行って 
母の目 見たら生きなきゃいけない 結婚出来ないけど
働いて両親喜ばそう、 そう思ったら勉強始められて 
二学期始まっても 誰も何も言われなかった 
髪切ったの 聞かれた位

大学に入った時 昭則さん見て好きに成ったけど
私には関係ない きっと素敵なお嫁さんが隣にいるんだろうと思って  
昭則さん 何時も誘ってくれたけど
私は無理と思っていた 

美園が橋渡し掛けて 貴方と初めて話した時
本当に嬉しかった 
貴方に結婚申し込まれた時

・・・・言えなかった・・・・ 

・・・・貴方を愛してたから・・・・ 
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