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代車
第3章 和江
「おはようございます」  双方が挨拶し

自分の部屋の 最後のゴミを 持ってゴミ捨て場に向かう時
隣家の主婦と階段で向き合った

「おはようございます 渡部さん早いですね」

「 昨日は 大丈夫でした? 凄い大きな音したから」

「びっくりして 廊下に出てしまったわ そうしたら 
 入口の処で 車 あんなになっているんですもの」

「ええ 車はダメに成りましたけど お互い 怪我もなかったので
 良かったです ご夫婦 仲良いですね」

「主人 今日から 一週間 和歌山で研修なの 何か山の中とか」

「大変ですね」

「渡部さん ゴミ出してたけど 掃除?」
 
「ええ 部屋が汚れてたので 少し片付けました」
(・・・何で 俺 大事な物捨てるんだ・・ああAVが・・・)

「失礼します」  最後のゴミを出し 部屋の中が すっきりとなった

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