この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
代車
第2章 久美
ウエイトレスが お冷を運んでテーブルに置き 渡部は飯田に聞いた
「嫌いなもの 有る?」
「特には無いです」 答えが 返ってくるのを聞き
サラダ アペリティフ パスタ デザートを 注文し
紅茶を 飲みながら 仕事の話を 取り留めなく話し
サラダがテーブルに乗せられた
取り分けながら
「飯田さん 名前は?」
(・・俺 何言ってるの?・・口説いてる?・・)
「久美です ありふれた名前でしょ」
サラダを口に入れながら 久美が答え
「良い 名前だね 何時までも綺麗にと つけられた名前だね」
(・・・俺・・口が上手いな?・・)
「ええ 渡部さん お口がうまいですね 何時もの 渡部さんと違う」
「渡部さんて 居酒屋かファミレスの 感じなのに 隠れ家みたいな
こんな素敵なお店に案内して くれるんですから」
「サラダもパスタもとっても 美味しい」
美味しそうに パスタを口に入れ久美が渡部を見た
デザートが終わり 会計を済ませ
(・・今月 給料日まで 後何日だっけ・・・)
「ご馳走様でした とても美味しかったです」
「帰ろうか 送って行くよ それとも 少しドライブする?」
(・・・何・・言ってるの・・俺?・・・)