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代車
第5章 綾乃

「嫌いな物有ります?」 
渡部に聞かれ、首を振り メニューを見つめている 

渡部が体を伸ばし、メニューを取り上げ 
渡部の顔を、まじまじと宮崎は見つめた 

「あなた渡部君だよね?」 

「はい」
渡部が 小学生の様に答え、笑った

手を上げ ディナーをオーダーし ワインを頼み 
宮崎が驚いた顔をして 渡部を見て 
ワイングラスに ワインが注がれ
渡部が口をつけるのを見て 宮崎も飲み始め 

スープから始まり 食事が始まると 宮崎は美味しいと喜んでいた
赤ワインがグラスに注がれ 係が席を離れた時 

「このワイン確か10万とか 嘘だよね」
と確かめる様ボトルを見て 呟いた 

「それくらいでしょう」
渡部が 事も無げに言う言葉に 

「あなた渡部君だよね? 宝くじでも当たったの?」
顔を見つめてくる 

「エイリアン渡部です」 おどけながら

「お名前は?」

「綾乃! 変わったよね 貴方 仕事が速くなったし 英語で打ち合わせするし
 係長から 嫌味言われなくなったし どうしたの?」

「変わってませんよ 私は私です」 
笑いながら グラスを運ぶ 

「今日はどっか町の和食でも 連れてって貰えば良いかなと思ってたら
 こんな所に連れて来るんだもの 支払い大丈夫?」 

「もしなら 私カード有るから」
綾乃が心配顔で言った 

「大丈夫ですよ」
渡部は ワインを飲みながら答え

「美味しいですよ このワイン」
綾乃もグラスを傾け 頷いていた

デザートが終わり 渡部は係を呼び 伝票に部屋番号を記入すると

「行きましょう」
綾乃を 促した

エレベーターホールに渡部が歩き

「何処行くの?」綾乃が 訊ねた

「上に カクテルラウンジが有るんです」 

「夜景が綺麗ですから 人妻 口説こうと思いまして」
渡部が笑いながら言うと 綾乃も釣られて 

「どうせ牛丼一杯の 人妻ですから」 と言い返してきた
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