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第11章 開発

もはや閉じることを忘れた茉莉花の口からは次々と桃色に染まった言葉たちが放たれた。


「なんだかんだ言っても身体はやはり正直じゃ」


生殖器に絡みつく肉は、態勢が変わっても同じだった。
後背位からの抜き差しは今までに当たったことのない茉莉花の中を、これでもかというほどに刺激した。
そんなときだった、やおら大家が茉莉花の尻を叩いた。
ペチンペチンと。


「ひっぃぃぃぃぃいいいいーーーー！」


それと同時に中の肉が収縮した。
大家は「おぅぅぅ！」と声を上げている。
がっちりと掴まれた腰にもより力が入った。


「叩かれて感じてるようじゃな。こりゃたまらん。叩けば叩くほど絡みついて来る」


バックからの抜き差しに腰が砕けそうになる。
それを大家ががっつりと掴んで離さない。
前後に腰を突かれているはずが、いつしか茉莉花の方からそのリズムに合わせていた。


レッドゾーンがいよいよ近付く。
茉莉花の官能の針は振り切れる寸前だった。


「も、もうダメ！イ、イっちゃいそう！イっちゃうぅぅぅーーーん！」


深々と挿入された生殖器が茉莉花の奥の奥の肉壁に突き刺さる。
こんな抜き差しをされてほんの数分。
初めて当たる場所への刺激に、茉莉花は耐えられなかった。


「もう、が…我慢できない！あ…当たってる！あ…当たってるんだもん！」


茉莉花を見下ろしながら大家は出し入れを止めない。
今まで以上に速さを増した。
茉莉花をイカせようとする意思が汲み取れる。
ひときわ深く大家の腰が打ち込まれた。


「あひぃぃぃいいーーーーー！も、もう、ダ、ダメぇぇぇぇーーーーー！」
「ほれ、これでどうじゃ」


大家が小刻みに一番奥を刺激する。
これで茉莉花の悦楽は完全に崩落した。


「いいーーーー！イクーーーーーー！イクーーーーー！イっちゃうぅぅぅぅうううううーーーー！」


意識が薄れてしまうほどの絶頂を茉莉花は初めて感じた。


「そ、そんなに締め付けられたら、儂も出てしまう。うっうう」


大家は呻いたと同時に、白い飛沫を茉莉花の中にドクドクと放出して、果てた。


「あっああーーーん！な…中は…中は…ダ、ダメぇぇぇぇええええーー！」


生温かい液体が注がれているのがわかる。
茉莉花は上げていた腰が砕け、畳の間に突っ伏して悦楽の頂上に達した。
覆い被さった大家の体温を感じながら。