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青い煩い、少女の情動。
第9章 曖昧な心
心臓が痛い。
胸骨の中心の奥深くで発生した、魚の骨がつっかえた時のような気分の悪さが脳髄へと侵入してくる。

『そんなことを想像するたびに、胸が強く締め付けられて……。』

私の目が勝手に隣へ行こうとして、痛みにそれを静止される。視界がぐるぐる回転しだして、胃液が食道へ迫り上がってきた。

『だから、正直に言います……。』

何を?……これ以上何をカタルの?

『莉央っ、こっち向いて?』

響君は私とむき直り……言った。

『僕は莉央のことが……好きです。……莉央が嫌じゃなかったら……僕と、付き合ってください、』

"ボクハ……リオ……スキ……
ツキアッテ……クダサイ……"

顔を紅潮させて、私を見つめる響君。

え……、

ぁ、

うん……

ぇ?

……

え?

……

えぇぇぇぇぇぇぇ?ぇ@gwぇぁjdi&wぁぇぁうpt@t@ああぁう?えt@.わあを?jmgt@うわあtwgああああgta'@あ!?ああああぃjt!!??

待って、待って、待って
聞き間違いじゃないよね、聞き間違いなわけないよね。ぇ、ぇ、いやまって、は?いやいやいや、あぁ意味わっかんない…………ぇ?

血が弁を壊しながら、逆流する。
筋肉が急速に締め付けられて、すぐに弛緩する。
0と1の羅列が大量に脳内を埋め尽くして、私の思考を奪っていく。

しかし、事実が、
響君と両想いである、という事実だけが、
唖然と呆然と慄然を乗り越えて、胸に大きな槍を突き刺していた。

 
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