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青い煩い、少女の情動。
第1章 図書室の誘惑

ぼーっと、何も考えずに、特に意識もせずに、視線を巡らせているとき、気づいたら1人の男の子を目で追っていた。そんな話は年頃の女の子で有れば誰しもが一度や二度は経験したことがあるだろう。

『莉央ぉー。また響君のこと目で追ってたよー。』

[うそ!?ホント?]

『好きなのは分かるけどもうちょい下心隠す努力をしてみようか。』

[うぅーーー]

親友の美琴に指摘されて我に返った。どうやらまた響君の姿を目で追っていたらしい。彼の通った空間は爽やかな匂いが漂い、神々しく光っているようにも見えた。

[だってカッコいいんだもん。]

『まぁ、あれだけ容姿も良くて、勉強もできて、心配りができたらねぇ……。莉央はどういう所が好きなの?』

[えぇ?うーん、休憩時間に席で本読んでる所かな?横から覗くと、集中してるなぁとか睫毛長いなぁとかいろいろ考えちゃうんだよね。]

『クールで落ち着いてるところですか……。』

[うん。]

『でもでも。莉央だってモテるじゃん?先週もバスケ部の先輩から告白されたんだって?』

[うん。だけど……好きな人以外にモテても意味ないじゃん。寧ろ、私に彼氏いる、とか私が遊んでる女だ、とか思われそうで怖いよぉ。』

[引く手数多というのも困りもんですなぁ。]

『そうだよぉーー』

響君は部活には入ってないみたいだ。身体はあんまり丈夫じゃないみたいで体育も見学することが少なくないけれど、その体育の時にめくり上がった服から除いた響君の肌は陶器みたいに純白でいかにもお人形みたいな感じだった。
でも腹筋はうっすらと割れていて、それを見て私はドキっとしてしまった。下腹部が熱くなって自分でも抑えきれないほど衝動があったのを覚えている。

[どうやって響君と仲良くなろう?]

『うーん。昼休憩とか、響君よく図書室に行ってるよね。莉央も行ったら?』

[えぇー。私、本とか全然読まないし、響君の読書の邪魔になっちゃうよぉ。]

『でも、図書室ってあんまりに人いないし2人きりになれるチャンスだよ。』

[何しに来たのって思われそう……]

『響君にオススメの本聞いたり、感想聞いたりできるじゃん。響君と会話できて尚且つ共通の趣味をアピールできて一石二鳥だよ。』

[そっか、たしかに。]

『早速、今日の昼休憩行ってきなよ。』

[でも今日はバスケ部のミーティングがあるし……]
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