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青い煩い、少女の情動。
第5章 視聴覚室(またの名を……)
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次の日、私は朝お母さんと顔を合わせた瞬間から、まるで罪を犯したかのようにドギマギして『莉央、大丈夫?体調悪かったら言いなさいよ。』と言われてしまった。私は[大丈夫]とだけ告げて、急いで朝ごはんを食べて学校の準備に取り掛かる。
[昨日の夢やばかったなぁ……。]
昨日悩ましい気持ちでベッドに入った私はとんでもない夢を見た。
それは私が響君の机で慰めていたところをちょうど響君に見つかってしまう夢だ。
でも、
やばいのはここからで……
それを見た響君はどういうわけか
『僕、莉央のこと好きなんだ。』
と言って私に抱きついてきた。そのとき私の下腹部に何か押し付けられる感覚がして、慌てて視線を向けると響君のズボンは若干膨らんでいた。
そして響君は
『もし、莉央も僕のことが好きなんだったら僕と付き合ってほしい。』
と言って私と目を合わせる。私は
[うん。]
とだけ言って、響君と唇を合わせた。
これだけでも相当やばいのだが、驚くことに盛った私たちは学校で……始めてしまったのだ。行為自体の内容は今や全然思い出せないが、この濡れた下着を見るに絶頂に達したことは間違いなさそうだ。夢の内容はかなり恣意的で色々とちぐはぐな部分が多いが、私は響君とそういうことをしたいのだとそれだけは確かに分かってしまう。
今も下腹部は熱く唸りを上げている。
[けどもう学校行かなきゃ行けないし……。]
私は自転車通学だから、どうしても今家をでなければ間に合わない。湧きあがった煩いがうまく消化できなかった。
[ぁ……]
そして、
私の悪い癖はなりを潜めようとはしない。変態万歳と開き直るのもほどほどにしないと流石に取り返しのつかないことになる、と思いながらも私はやはり暴挙出るのだった。
あーーーぁ。世界で1番の変態は私かもしれない。
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