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青い煩い、少女の情動。
第7章 勉強会という名の……

その後。お母さんと妹の葵と共にご飯を食べた私は急いで自分の部屋に戻った。そして鍵を閉めてベットに飛び込む。ぼすんっ、とベットが反抗してくるが全て無視。
自慰をおっぱじめようというわけではない……
まぁ湧き上がるものがあったらしていたのだろうけれど。

そういう訳ではなく、
響君と電話をするのだ。

先程ラインで8時半頃に電話かけていい?と聞いたら、響君はいいよ、とその3文字だけを送ってきた。私は嬉しさを覚えつつも少しだけ違和感を覚えた。どうやら響君は文字の会話だとそっけなくなるらしい。それもカッコいいからずるい……。

あと5分。緊張してきた….。
別に8時半きっかりに電話をしなければならない道理など微塵もないが、私はその5分間で色んな感情をないまぜにした。

結局、恋する乙女のように、携帯を胸に抱え、ベットの上をごろごろのたうち回るしか能がないのであった。

そして、
ポンポンパン、ポンポンパン……とライン電話の軽快なリズムが途切れて

『もしもし、莉央っ、聞こえてる?』

と聞くだけで腰が砕けてしまいそうな響君の声が聞こえた。私はあわてて

[も、もしもし……聞こえてるよ。]

ダメだ。まともに呂律が回らない。

『なんか、緊張するね?いつもと違って……変な感じがする。』

[私もっ。めっちゃ緊張してる……。]

しばらくの沈黙。
2人の関係性では沈黙はまだ気まずい雰囲気のトリガーだ。

[響君って、今何の本読んでるの?]

沈黙に耐えきれずに、私は話を切り出す。

『ぇーっと、バイオマスな常套句って本。』

[誰の?]

『森林木っていう人。冗談みたいな名前でしょ?』

[ふふふっ、]

『でもね、これがすっごく面白いんだよ。設定は普通なんだけど、書き味が独特で……。]

私の不安はどうやら杞憂に過ぎなかったみたいで、一度始まると私たちの会話は減速する事がなかった。これが噂のノンストップバスというやつかもしれない。

[あぁー楽しかったねぇー。でもまだ話足りないや……。]

…………
…………

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