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青い煩い、少女の情動。
第7章 勉強会という名の……
時計の針は既に10時を通り過ぎている。まだまだ寝る時間というわけではないけれど、私たちの会合は時間的にお開きという感じになった。

[またいつでもできるよ……。]

僕も楽しかった。と響君はぼそっとそう付け足した。

幸せな時間というのは、あっという間に過ぎる。それは単に幸せな時間の絶対量が少ないというわけではない。幸せな時間は……
と無駄な思考に耽ろうとしていた私はある事実に気づく。

[まって、期末試験って来週から?]

それが事実だとしたら相当まずい。全然……いや、皆無と言っていいほどわたしは勉強をしていなかった。

『そうだけど……。もしかして勉強してない?』

うぅー。情けない。私の場合スケジュール管理が問題なのではなく、現実逃避癖が問題なのである。

[全然勉強してない……。やばいかも……。]

私は勉強が全くできない。だからいつもは二週間ぐらい前から、美琴にみっちり叩き込んでもらっているのでなんとか赤点回避ができているが、
今回は時間がない上にからなる問題がある。
『ごめん、今回一位狙いたいから、莉央の勉強見れない。』と美琴という命綱すら失ってしまったのである。これはもう詰んだのでは……と諦めていた時。

『僕で良かったら、勉強教えるよ。』

神が舞い降りた。

『どうせなら、今週の土日とかうちで勉強会する?』

あっ。これは神以上の何かだ。

[いいの?……でも御両親は……]

『ぁ、両親は今旅行でいないから大丈夫。]

私は大丈夫じゃない。やばい、やばい、やばい。なんでこんなことになっているの……。

響君にはそういう意図など全くないだろうが、私は違う。かなりいやらしいことを考えてしまっている。

[じゃぁ……お願いします、]

『うん、分かった。あとで詳しく連絡するね、』
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