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青い煩い、少女の情動。
第8章 布団の香り、

『そろそろ勉強終わろっか?』

6時になって響君が終了を宣言する。

[うん。そういえば、夜ご飯どうするの?]

急に私が追加になったから、計画が崩れたりしないだろうか。ただそれだけが心配である。

[どうしようか。あんまり考えてなかったけど……。ひさっ、夜ご飯何がいい?]

『ピザっ!』

そんなにピザが好きなのか。悠寿君のピザ好きには流石に驚かざるを得ない。二食連続ピザってアメリカ人でもしないんじゃないだろうか。

『あははっ、それは無理かな……。他には?』

『にぃのご飯!』

『じゃあそうしようか。』

あっさりと夜ご飯が決まった……。え?

[響君、料理するの?]

『うん。両親、色々と家にいないことが多いから。』

私よりも女子力が高い……。本当は彼の料理スキルを見てから言うべき言葉だろうが、一切料理をしない私と頻繁に料理をしている響君、考えるべくもなく後者の方が女子力は高いので、仕方ないだろう。

[私も手伝うよ?]

『大丈夫っ。莉央はお客さんなんだから、ゆっくりしてて。まぁ、暇だったらひさと遊んであげて?』

やはり。戦力外通告をされてしまったが、後から考えるとこれがベストな結果だった。私の不器用を晒さずに、足手纏いにもならずに済んだのだから……。帰ったら料理練習しようかな。

『莉央お姉ちゃんっ!一緒にゲームしよう?]

そんな私でも雇ってくれる会社はあるらしいです。ゲームとテレビの電源をつけた悠寿君がコントローラーを1つ私に渡してくる。

[なんのゲーム?]

『マリオカートっ。』

[マリカー?私強いよ?]

実は私は不器用とは言いながらもゲームには一家言ある。特に小学校からやっているマリオカートに関しては友達とやっても勝率が1番で、自分でもそこそこ上手いと思っていた。


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