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青い煩い、少女の情動。
第1章 図書室の誘惑
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[はぁっ、はぁっ]

今までで一番疲れたけど、一番気持ち良かった。
はだけた服を直しながら、慌てて辺りを見回し、誰もいないことを確認する。下着もだいぶ濡れてるだろうなぁと思って視線を下げると想像もしていなかった事態に戦慄する。
なんと図書館の床に敷かれているカーペットが、私が座っていた範囲だけうっすら濡れていたのだ。嘘っ!とおもって下着に触れてみると案の定びしょびしょ。ということは、と次に視線を向ける先は当然本だ。しかし本の状態は想像に難くない。

[うわぁ。びしょびしょだぁ。]

予想通り本は私の愛液まみれだったが、幸いにも濡れていたのはカバー部分のみで、紙面は無事だった。九死に一生。限りない安堵が胸を埋め尽くし、私はすぐさまシワシワになったスカートからハンカチを取り出して丁寧本をに拭く。これで響君の痕跡は綺麗さっぱり無くなってしまったと嘆きながらも、カーペットの惨状をどうしたものかと思案する。けれど現実は無常。

――キーンコーンカーンコーン――

と五時間目が始まるチャイムが鳴って、私は誰にもバレませんようにと祈りながら、惨状を放置して図書館を後にした。
けれど、濡れた下着が秘部にくっつく不快感には耐えられず、替えのショーツに履き替えるために授業を無視して部活の荷物が置いてあるバスケ部の部室に駆け込むのであった。
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