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青い煩い、少女の情動。
第1章 図書室の誘惑

[はっ……]

やっとまともな息が吸えたと思った矢先、私は自分でも信じられない行動に出た。私は本を両手で掴んで、そしてスカートの中に入れ、そのまま本の角を下着に押し当てたのだ。

[ぁ、んっ、]

さっきまでとは気持ちよさが格段に違う。なんでだろう。奥まで届くというわけでもないし、自由に動かせるわけでもない。

[イキそうっ……]

多分、本に残る温もりのせいだ。もはや私の身体の温もりが大部分であるのに、微かに感じられる響君の温もりが、香りが、不鮮明な妄想よりもよっぽど現実味をもたらす。さっきよりもずっとリアルに響君と触れ合っているという実感が全身を覆い、そろそろ絶頂に達しそうであった。本を汚さないようにと背表紙側で下着を擦っているせいか、自分の指で触るときよりシャープでピンポイントな快楽が襲ってくる。やばい本当にイキそう。

[ひびきくん……]

自然に手の動きが速くなる。だらしなく胡座のようになっている足を気にする余裕はない。

[んっ、いっちゃう……]

もうイク寸前だ。頭が真っ白になって響君のこと以外何も考えられなくなる。目が閉じて、だんだん手に力がこもる。さっきまで抑えていた声は歯止めが効かない。

[うっ……イクっ]

全身がビリビリと痙攣して、快楽の津波が全身を飲み込む。何もしなくても下腹部が前後に動く。

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