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それぞれの後編
第7章 サディスティック・マリッジ〜第二章・春〜【二つ目の面倒事】
琉と飯村の無言の睨み合いの中、愛里咲は顔を真っ赤にしながらまた琉と飯村の間へと座り直した。

途端に、黙って見ていた摩美が琉にしな垂れ掛かる。

「琉先輩と千葉さんていつから付き合ってるんですか?」

上目遣いに琉を見上げる摩美。
だが琉はしれっと答える。

「……付き合ってんじゃなくて結婚してんの。だからコイツ、千葉じゃなくて夏川愛里咲だけど?」

「あー、愛里咲さんか……」

笑ってごまかす摩美。
愛里咲は慌てて答えた。

「えっと…高校2年から3年まで付き合ってて、会社入って再会してまた付き合い出したの」

「って事は、摩美と別れて2年後か」

「は?」

明らかに不機嫌な声を出し、琉が摩美の方を向く。


「俺、森永さんと付き合ってた記憶ないんだけど?」

「ひっどーい‼︎ 摩美が中学2年の時から琉先輩が卒業するまでの1年間確かに付き合ってましたよ⁉︎ 」

抱き着いた琉の腕をブンブン振っては抗議する摩美。

ふーん、と興味なさげに答えると琉はその腕を振りほどく。


「その頃の琉ってどんなだった?」

興味津々といった感じの佐藤が身を乗り出す。

「ちょっと‼︎ 栄都」

チラリと愛里咲を見やる根岸。

「あ! 私も聞きたいな」

笑顔をつくる愛里咲に、摩美の口元か楽しそうに上がった。

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