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それぞれの後編
第7章 サディスティック・マリッジ〜第二章・春〜【二つ目の面倒事】
ガシッ
摩美の顔を愛里咲の両手が受け止めた。
勢い良くその手を振り払い、愛里咲を睨む摩美。
涙目ながらも、愛里咲も負けじと摩美を睨んだ。
「あんたが悪いよ!」
2人の様子を見ていた根岸も声を荒げて摩美を睨む。
「ま…まぁまぁ……」
怒りボルテージの上がる根岸を押さえ、佐藤が止めに入る。
「栄都がこんな話振るからでしょ?」
ギロリと佐藤を睨んだ後、フッと表情を緩め、
「泣き虫愛里咲が今日は泣かずに頑張ったね?」
ふわっと微笑む根岸。
「うー…泣きそうですぅ……」
根岸の笑顔に、堪えていたものが溢れ出し愛里咲はポロポロと涙を零し始めた。
「うわ…マジで堪んね……」
恍惚とした瞳の飯村の手が、愛里咲の頬に伸ばされる。
「触んな。俺のだって言ってんだろ」
飯村を睨みつけ、琉は愛里咲の肩を抱き寄せた。
今度は琉と飯村が睨み合う。
佐藤は大きくため息を吐き出した後、今度はそちらを止めに入った。
摩美の顔を愛里咲の両手が受け止めた。
勢い良くその手を振り払い、愛里咲を睨む摩美。
涙目ながらも、愛里咲も負けじと摩美を睨んだ。
「あんたが悪いよ!」
2人の様子を見ていた根岸も声を荒げて摩美を睨む。
「ま…まぁまぁ……」
怒りボルテージの上がる根岸を押さえ、佐藤が止めに入る。
「栄都がこんな話振るからでしょ?」
ギロリと佐藤を睨んだ後、フッと表情を緩め、
「泣き虫愛里咲が今日は泣かずに頑張ったね?」
ふわっと微笑む根岸。
「うー…泣きそうですぅ……」
根岸の笑顔に、堪えていたものが溢れ出し愛里咲はポロポロと涙を零し始めた。
「うわ…マジで堪んね……」
恍惚とした瞳の飯村の手が、愛里咲の頬に伸ばされる。
「触んな。俺のだって言ってんだろ」
飯村を睨みつけ、琉は愛里咲の肩を抱き寄せた。
今度は琉と飯村が睨み合う。
佐藤は大きくため息を吐き出した後、今度はそちらを止めに入った。