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第14章 悪魔な別れっ!？

勢いよく言い、私は肩で息をした。

「....はぁ..私は最初覚悟がなかったんです。家族と離れる覚悟。全てを捨てる覚悟..でも離れる直前、覚悟を決めました。私はシドと一緒にいたい。離れているのがこんなに辛いのに..これが一生続くなんて耐えられないの....」

（シド、会いたいよ..無事でいて....）

じっと私をみつめるお父さんが、シドにそっくりで余計に胸が苦しくなった。

ふらりとそのまま床に座りこみ、嗚咽する。

すると、視界が薄暗くなった。

「..」

顔をあげると、目の前にお父さんが微笑みしゃがみこんでいた。


「ワシは....息子に幸せになってほしい....キミには..それができると..？」

その言葉に視界が歪んだ。

何度もこくこく頷き、涙を拭った。