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雫の調べ
第2章 ピアノの音は消えて・・・
亀頭の先の割れ目から止まることなく溢れだす液体は、ペニスの裏筋に垂れ、亀頭と陰茎の境目の皮にふさがれ、そこで見事にせきとめられていた。

不潔と軽蔑と卑猥が交錯し、興奮状態のさつきは、すっかり口元がだらしなくなっており、陰茎の皮に溜まっていく汁を見てはいけないものとしながらも、口を開けながら流れ行く汁の先頭をしっかり目で追う表情は、卑猥さをすでに超えており、淫靡なさつきの脳の回路が猥褻へと変化している、まさにそれだった。

亀頭と陰茎の境目の、盛り上がった皮に溜まりゆく液体は、やがて限界を向かえるであろう汁の行き先に、さつきは目を凝視させ、また一つ唾を飲みこめば、喉元はごくりと鈍い音を鳴らすのだった。

汁が溜まっていく様に、いつしか興味を感じだした矢先に、裏筋の陰茎の皮から透明な液体がもう我慢できないとばかりに、ぽたりと一滴の雫となって落下していくのであった。

それはさつきの手の甲に・・・



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