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妻の過去 ~知りたい夫と知る男~
第10章 甦る記憶
「ちょ…ホントに…ダメ…」

川島の弄りに妻は抵抗はしているようですが、
映像が無いのが悔やまれます。
カメラも設置しておくべきだった。

「美奈…今でもキレイだよ…」
「そんなこと言っても…ダメよ、んんっ…」
「キスのしかたでわかるよ。」
「…何が?」
「人妻になってもあの頃の美奈のままだって。」
「…ウソよ…」
「本当だよ。それを今から証明するよ。」
「ああ…ダメ…ダメ…」

ガタガタと椅子が動くのと、二人の足音や呼吸が鮮明に
聞こえてきます。

「あっ…イヤ…ヤメ…」
「やっぱり…濡れやすいのも変わってない…」

妻が、濡れやすい…?
私だって妻と知り合う前は人並みに女性とお付き合いしてきたが、
美奈が特別濡れやすいとは思わなかったのだが…。

「ホラ、指も簡単に2本入るし…」
「んんっ…あっ…ああ…それ…ダメ…」
「もうビッショビショ。もっとしてやるよ、ホラ」
「ああああっ!ダメ!ダメ!出ちゃう出ちゃう!
ああっ!」

ボタボタと何かが床に垂れ落ちる音。

ただ呆然と、しかし勃起しながら録音を聞き入るのでした。
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