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黒薔薇学園の白い百合たち
第10章 一人だけの訪問
「うっ…あぅ…んんっ…」
義兄の義明さんは
腰を動かしやすい角度にするため
私のお尻を持ち上げる。
「んぅー!!!」
「ここだね?
この角度がき気持ちいいんだろ?
あはは、ほら、どんどん締まるじゃないか」
大好きな人と同じ声で
義明さんは気持ちよさそうに笑っている。
腰にやってくる痺れるほどの快感に
残っていた理性もとろけていく。
乳首が千切れそうなほど引っ張りあげられても
尻の穴に指を射し込まれても
気持ちいいとあえいでしまう。
深く挿入されるたびに
自分でもわかるほど男を締め上げ、
気持ちよさそうに逝きそうだと義明さんがあえいだ。
そう宣言するやいなや激しく腰を使い、
私はどんどん全身が性感帯になっていく。
「ああっ…イクッ…!!出すぞ!!」
とろとろになった感覚の中で、
私は彼が中に出したことを感じていた。
…カチコチという時計の音に気づき、
ゆっくりと目を開ける。
さっきまでの出来事が幻じゃなかった証拠に、
私のアソコからはトロリと白いものが流れ出る。
私の横に雅人さんと同じ顔の男が眠っていた。
薄闇の中で見ると、
本当にびっくりするくらい同じ顔。
『犯されちゃった…』
無理やりだったとはいえ
途中からは私も感じて
義明さんを受け入れてしまった…
もう、雅人さんに抱かれる資格がなくなったのだと
私は土方家からも雅人さんからも
姿を消すことを覚悟した。