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黒薔薇学園の白い百合たち
第12章 由里の失踪

「大丈夫なん?
はい、これ、お水を飲んだ方がええわ」

そう言われてコップの水を飲み干そうとしたら
気落ちしているものだから手が震えて上手く飲み干せずに、ほとんどが胸元へとこぼしてしまった。

「あ!す、すんません!床を汚してしもた」

「そんなん、拭いたらすむことやん」

布巾を手にして濡れた胸元を甲斐甲斐しく清美は
拭いてくれた。

それは胸元を拭きあげるというよりは
胸板を撫でているようで愛撫に近かった。

しばしの沈黙が訪れ、ハッと気づいた清美は
「濡れてるから風邪でも引いたらあかんし、
服、脱いだ方がええんと違う?」と
ワイシャツのボタンに手をかけてきた。

「そ、そやな…風邪引いたらあかんしな」

圭介もボタンを外そうとして
つい、清美と手が重なってしまう。

心なしか圭介を見つめる清美の目が
潤んでいるようだ。
清美はトロンとした目でゆっくりと瞼を閉じた。

『こ、これって…
キスを待ってるポーズやん!』

いくら奥手の圭介でも
このシチュエーションには逆らえない。
ゆっくりと清美の顔に己れの顔を近づけて
チュッと軽く口づけをした。

「キスしたの久しぶりやわ…」

清美は頬を赤らめた。

「わ、儂(わし)も久しぶりや…」

もういっぺんキスしてええか?

ええ、何度でも…

今度はお互いに大人の男と女として
熱い口づけを交わした。


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