この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
黒薔薇学園の白い百合たち
第2章 部屋で二人っきり
「まあ、いいか…
由里ちゃんとセックスを出来たしな」
そう言ってライトはスマホの画像を約束通り消去してくれました。
「なあ、これでセックスをする義務はなくなったけどさ、俺、これからもセックスをしたいなあ」
「私の授業をちゃんと受けてくれる?」
「もちろんさ、それならセックスの相手をしてくれるんだね?」
「そうね…考えておくわ」
「そんな言葉ではぐらかすなよ
ちゃんとセックスをしたいって言いなよ」
でなきゃ、由里ちゃんとセックスをしたって
みんなに言いふらしてやるからな!
そう言って柄にもなくライトは凄んで見せた。
「わかったわよ…ゴムを着けてくれるんなら
また抱かせてあげるわ」
本当だな?絶対だぞ!
次の機会があることを確信したライトは
着衣を整えると「また来るね」と玄関を飛び出した。
ドアの外には隣の部屋の沢渡くんが
口をヘの字にして立ちすくんでいました。
「ども~!」
ライトは、それが私の隣室の彼だとは気づかずに
軽く会釈をして小走りでマンションの階段を降りていきました。
「由里!あいつと寝たのか?」
かなりお怒りのようで
顔が真っ赤になっています。
「ううん、ちょっとふざけあっていただけよ」
じゃあね、と
ドアを閉めようとすると
「待てよ!」と沢渡くんは私の部屋の中へ押し入って来ました。