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黒薔薇学園の白い百合たち
第2章 部屋で二人っきり

「まあ、いいか…
由里ちゃんとセックスを出来たしな」

そう言ってライトはスマホの画像を約束通り消去してくれました。

「なあ、これでセックスをする義務はなくなったけどさ、俺、これからもセックスをしたいなあ」

「私の授業をちゃんと受けてくれる?」

「もちろんさ、それならセックスの相手をしてくれるんだね?」

「そうね…考えておくわ」

「そんな言葉ではぐらかすなよ
ちゃんとセックスをしたいって言いなよ」

でなきゃ、由里ちゃんとセックスをしたって
みんなに言いふらしてやるからな!

そう言って柄にもなくライトは凄んで見せた。

「わかったわよ…ゴムを着けてくれるんなら
また抱かせてあげるわ」

本当だな?絶対だぞ!

次の機会があることを確信したライトは
着衣を整えると「また来るね」と玄関を飛び出した。

ドアの外には隣の部屋の沢渡くんが
口をヘの字にして立ちすくんでいました。

「ども~!」

ライトは、それが私の隣室の彼だとは気づかずに
軽く会釈をして小走りでマンションの階段を降りていきました。

「由里!あいつと寝たのか?」

かなりお怒りのようで
顔が真っ赤になっています。

「ううん、ちょっとふざけあっていただけよ」

じゃあね、と
ドアを閉めようとすると
「待てよ!」と沢渡くんは私の部屋の中へ押し入って来ました。

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