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黒薔薇学園の白い百合たち
第3章 教育学部の沢渡くん
一週間前の決起集会での
酒に酔った一夜のあやまち…
私的にはゆきずりのセックスに近い感覚でしたが
沢渡くんは私を自分の女にしたという自覚があったのでしょう
事あるごとに私の部屋を訪れては
体を求めてきましたが
教育実習間近でナーバスになっているからと
沢渡くんの求めに応じずに
距離を取り始めていたんです。
普通の男なら
一晩だけのアバンチュールを
楽しませてもらってラッキーだったと
互いに酔った上での肉体関係だと
水に流してくれるのに
沢渡くんは、あの一夜で自分のものにしたという
思い込みが激しすぎました。
「お前さあ、俺という彼氏がいるのに
なんで高校生に手を出すんだよ!
そんなにヤリたかったのなら
なんで俺に甘えないんだ!」
画像を消去してもらうために
仕方なく体を許したのに
そんな言い訳が通用するはずもなく
沢渡くんは再び肉体関係を求めてきました。
「やめてよ!
別にあんたを彼氏だとは思っていないんだから」
キチンと沢渡くんと清算しておくべきかと
私は少し強い口調で拒みました。
「俺のどこがいけないんだ?
俺のどこが不満だって言うんだよ!」
もう部屋から出ていってよと
沢渡くんを押し返そうとしましたが
男の突進を止めれるはずもなく
私は部屋に押し入られて
ベッドに押し倒されていました。