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黒薔薇学園の白い百合たち
第5章 私の初体験
「ん…」
なぜだか、とてもいけない事をしている気分になって自然と声が漏れる。
「ねえ、脱ごっか」と
お兄ちゃんがそう言った。
大丈夫、お兄ちゃんも裸になるからと
私の身体を起こし、
お互いの服に手を掛け合った。
小学生の私にとって、
男の人に自分の身体を見せるのは
とても恥ずかしかった。
しかし、その恥ずかしさを越えるほどの
「エッチなこと」への強い好奇心が、
私を突き動かしていた。
小さいけれど、私の胸の膨らみを見たお兄ちゃんが
「由里ちゃん、やっぱり、おっぱいが膨らんで来たんだね」と言った。
私は火が出るほど恥ずかしかったが、
うん、とうなずいた。
裸の胸をジッと見られるのが恥ずかしかったので、
上半身だけ裸のまま布団の中へ身を隠した。
「なんで隠すの、見せてよ、
由里ちゃんのおっぱい、とても可愛いよ」
お兄ちゃんが後ろから腕を回してきて
私の膨らみ始めたおっぱいを
大事そうに揉んでくれた。
お兄ちゃんも上半身を裸にしていたので、
私達の裸の肌が触れ合い、
そのことが私の頭をボーッとさせていた。
「由里ちゃんの背中も綺麗だなあ」
「あんまり見ないで」と言う私に、
お兄ちゃんは「なあ、キスしようか?」と言った。
私は、そのとき初めて唇を重ねた。
ファーストキスは、すぐに唇を濡らしあった。
舌を入れ、舌を吸い合い、唾液の味を楽しんだ。
随分長い間、キスをしていたように思うが、
どれくらいだったかは分からない。
とにかく、お互いのくちびるを求め合った。
そのうち、お兄ちゃんは唇を離し、
代わりに私の上で腕立て伏せをするように
身体を起こして
私のおっぱいにゆっくりと口づけた。
胸への優しいキスは、
すぐに激しい愛撫へと変わった。