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黒薔薇学園の白い百合たち
第5章 私の初体験

「はぁ~ん…」

私は自分でも驚いちゃいました
自然と色っぽい声が漏れていたんです。

そこへトイレを済ませて
お兄ちゃんが部屋に戻ってきました。

「由里ちゃん!!な、何を見てるんだよ!」

お兄ちゃんは、私の手からリモコンを奪い取ると
あわてて電源をOFFにしました。

「お兄ちゃん…由里ね、変な気分なの…」

それにね、お股から変なお汁が出ちゃった…
そう言って私は濡れた指先を
お兄ちゃんの目の前にかざした。

「ゴクッ…!」

お兄ちゃんが生唾を飲み込む音が聞こえた。

「なあ…由里ちゃん…エッチなことしてみたい?」

一瞬、その意味が何を言っているのか、
すぐに理解した私はコクンとすぐにうなずいた。

『エッチなこと』

小5の時に
女子だけ集められてビデオを見せられた。
赤ちゃんを作る行為…そのことを分かっていた。

しかし、どうすればいいかは分からない。
戸惑っている私のスカートの中に、
お兄ちゃんは手を差し入れてきた。
太ももを撫でるお兄ちゃんの手は
私のパンツの鼠径部を伸ばして潜り込んできた。

私はどうしていいのかわからずに、
カビ臭い布団の上でジッと身体を横たえた。
いつしかお兄ちゃんは
ハアハアと荒い呼吸になって、
私のスカートを捲った。

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