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私と彼の8日間
第12章 Ⅰ日目
鞄に入りきらなかったのか、本屋の袋を持っていたのは気になっていた。

そっと中を開けてみる。

「....ふうん..デート前に。」

僕はニャッとした。

それは親父の最新刊、つまり同級生編の一巻だった。

榊原梓は自分がモデルとは知らずに買ったのだろうけど..

そんなことよりも、今までにないムッツリさに僕はほくそ笑んだ。

「今回は...いいね。」
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