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私と彼の8日間
第12章 Ⅰ日目
しかし..ようやく出てきた榊原梓にアッとなった。
くびれたウェストに豊満な胸、メガネは相変わらずだけどその奥の目はパッチリしている。
(ここの店員は相変わらずセンスはいい。)
興奮して、もじもじしている彼女の手を取り、僕は店を出ようとした。
「ちょ、ちょと!私の服と鞄!と本!」
焦る榊原梓に僕は、家に送るよう行ってあることを伝え本を手渡した。
ホッとしているようだ。
(そんなに好きなんだ..)
そしてすぐにまた焦りだした彼女が面白くて、耳元で囁いた。
「デート前に官能小説は..やめてくれないかな?」
するとボンっと顔が真っ赤になった。
(面白い女だなぁ。)
久々に心から笑いそうになった。