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私と彼の8日間
第13章 Ⅱ日目
「はぁ..はぁ..」
「..お疲れ様。じゃあもう今日は帰ろうか。」
「....へ..?」
腕をつかみ立ち上がらせ、トイレを出る。
(やばい....これを早く伝えたい..というかもう僕が我慢できない。)
戸惑っている梓。
僕はごまかすように笑った。
「まだ一緒にいたい?」
すると梓がコクンと頷いた。
(僕と一緒にいたいなんて..可愛い女....けど....)
「でも僕はちょっと用事ができたから、また明日ね。」
「え....」
正直今の自分には余裕がないし、そんな姿は見せたくない。
それに親父に報告したくて仕方なかった。
(今なら親父も満足するものが書ける!)