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私と彼の8日間
第14章 Ⅲ日目
「ごめんね、そんなに苦手だと思わなくて..」

梓が泣きそうな顔で謝ってきた。

何だか恥ずかしいし、自分が梓をこんな顔にさせていると思うと腹が立ってきた。

「別に。」

ごまかすように言うと、また梓が俯きかけた。

(あ....)

それを見て声を出そうとすると、頭が痛くなって僕は、くたっと梓にもたれかかった。

「ま、まままマサキくん!?」

俯きかけていた顔が、パッと上がる。

不本意だけど僕はちょっとホッとした。

「..このまま....しんどいから..」
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