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私と彼の8日間
第14章 Ⅲ日目

梓はまだ僕をわかっていない。

嫌がる程、僕は苛めたくなるのに。

「散々梓に付き合ったんだし。大丈夫だよ。僕がいるからさ。」

そういってニコッとした。

しかし梓の顔には恐怖が浮かぶ。

「本当に?本当にずっといてくれる?」

すがるように見つめる彼女が、可愛い。

そして余計に僕を煽る。

「うん。ずっといる。けど、一つお願いがあるんだよね。」

「....え。」

梓の顔が訝しげに歪むのをみて、僕はニヤけてしまった。
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