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私と彼の8日間
第14章 Ⅲ日目
そんなふうに散々苛めて、ふらふらになった梓を無理やりお化け屋敷につれていった。
怖いのか僕にすがりつきながら、足をもじもじさせて暗い道を歩く。
お化け屋敷の恐怖が浮かぶ顔より、快感に悶える顔がみたい。
僕はまたポケットでスイッチをオンにした。
ヴヴヴ..
小さな機械音が聞こえ、梓が息を小さく吐いた。
「ふぅ..は..」
僕は少し止まってわざと、俯く梓を覗き込んだ。
同時にバイブも止める。
「どうしたの?」
とニコッと笑って聞く。
「な..にも..ない。」
気丈に答える梓を、余計苛めたくなった。
「そ?まだまだ大丈夫なんだね。」
「へ?」
そういって歩き出し、今度はスイッチを強にずらした。。