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私と彼の8日間
第14章 Ⅲ日目
「人間がしてるんだよ。そんなに怖がらなくても..」
僕が言うと、男は自分の役目を果たしたというように帰ろうとする。
その時、面白いことを思いついて、わざと男に聞こえるように言った。
「てゆうか叫び声より、喘ぎ声に聞こえたよ?バイブ、そんなに良いの?」
その言葉に梓が顔をあげ、男がピクリと少し動き小さく梓を振り返った。
「ま、マサキくん!おっきな声でいわないでよ!」
梓が焦ったようにいう。
すぐに僕はバイブを強にした。
「はあん..やっ..そんな....」
明らかに違う声色に、男の鼻息が荒くなる。
(ふっ..仕事中だよ?)
喘ぐ梓をねっとりと見つめる男。
それに気づいたのか、一層声が大きくなった。