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私と彼の8日間
第14章 Ⅲ日目

(ふっ..あいつ勃ってるじゃん..)

幽霊の衣装がもっこりとテントをはっているのに満足する。

梓の快感に歪む顔を堪能して、そこで立ち尽くす男から隠すように梓の肩を抱いた。
「いこっか梓。早く出よう?もう限界だよね?..いろんな意味で。」

(もうイきそうな顔してるもんね。)

「ああっ..は..」

梓は僕にしがみついてヨタヨタ歩く。

二人でゴールに向かい、扉を開けると、ようやく外に出た。

止めて!といわれ、素直に止める。

しかし自分で懇願しときながら、物足りないような目で僕を見上げた。

わざと気づかないフリをして、僕は笑った。
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