この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私と彼の8日間
第14章 Ⅲ日目
「はあ..」
「トイレで外しておいで。」
その言葉に、梓は頼りなげにふらふらとトイレに向かった。
僕には確信があった。
(きっと..オナッて帰ってくる。)
梓はえっちな女だから。
それを想像して、梓が早く帰ってくるのを待った。
少しして出てきた梓の顔には、ホッとしたような解放されたような表情が浮かんでいる。
その素直さが可愛いくて、僕は苦笑した。
「梓、遅かったね。」
わざとニッコリ笑うと、梓も作り笑いを返す。
「そうかな?」
(かくしても無駄。)
「また一人でイッちゃった?」
「....!?」
やはり図星だったのか、梓が固まった。
その手を取って、僕はニヤけを押し殺しながら歩き出した。