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私と彼の8日間
第14章 Ⅲ日目

(すき..?)

「ずっと好きだったから、告白された時は嬉しかったんだぁ。だから、8日間だけでも嬉しいよ?」

その言葉に、僕は反応できなかった。

(ずっと好きだった?梓が僕を....?)

戸惑っていると、梓がチラッと外をみて、恥ずかしそうに言った。

「あ、ねぇ、私もお願いしていい?」

「え?」

「頂上着いたらキスしてほしいな。」

アトラクションのライトに青く照らされた梓の顔から、僕は目が離せなかった。

少しして頂上に来るのがわかる。

上目遣いに見つめる二つの瞳に吸い込まれるように、僕は目を閉じた梓に、ゆっくり唇を重ねた。
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